そう思って22年間生きてきた。
夏休みの宿題もラスト1日で全て終わらせられた。高校の英単語テストもみんなが前日や行きの電車で勉強してる中五分前からしかやらなかった。それで合格してたし五分前に勉強してるからこそ受かっていると自負していた。
大学に入り1年生の前半何も勉強しなくても単位がたくさん取れた。
楽勝だと思っていたら後半から単位は1桁。しかし、そんな状況でも俺は楽観的だった。
逃げ道がある時こそ真価を発揮できない。そう思っていた。
そして今現在、究極に追い込まれている。
卒業が出来ない危険が4年生になっても存在している。
10単位しか落とせない状況で夏休みにもなっていないのに相当甘く見積もって4単位落としている。
追い込まれた状況にも関わらず、俺は強くなれていない。
「追い込まれた時の方が強い」
こんな常識が22年経った今覆されようとしている。
これに気付かせてくれた大学は偉大である。大学にもう未練はない…